- 注文住宅のコンセントで失敗したくない
- コンセントの設置場所について詳しく知りたい
- 実際に家を建てた人の感想を知りたい
便利な生活家電が増えたことにより、新築建築時のコンセントの配置計画の重要性は高くなっています。
しかし、コンセントを適切に配置することはプロでも難しく、新築時の後悔としてよく取り上げられてしまいます。
この記事では、新築建築時のコンセントの配置に関する【よくある後悔・失敗】について解説いたします。
他の人の後悔や失敗を避けることで、満足度の高いコンセントの配置にすることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
コンセントの種類に関する後悔ポイント
コンセントの種類をきちんと選べばよかった
住宅で使用されるコンセントは2口コンセントが一般的ですが、実は様々な種類のコンセントが存在しています。
コンセントの種類を選ぶにはまず、それぞれのコンセントの特徴を知っておくことが大切です。
種類 | 特徴 | (税抜) | 希望小売価格
---|---|---|
シングル コンセント | 差込口が一つ 使用用途が限定されている場合に利用 | 175円 |
ダブル コンセント | 差込口が二つ 最も一般的に利用される | 360円 |
トリプル コンセント | 差込口が三つ 家電の位置が集中している場合に利用 | 470円 |
マルチメディア コンセント | テレビやネットワーク用のコンセントもまとめたもの 主にテレビ用に利用される | 5,300円 |
センサーライト付 コンセント | センサーが反応し、ライトが点灯するもの 廊下などに利用される | 5,500円 |
フロア コンセント (ポップアップ型) | 床に設置 ボタンを押すとコンセントが飛び出す 収納型と比べ、抜き差ししやすい | 5,800円 |
フロア コンセント (収納型) | 床に設置 プラグが収納されるので見た目にスッキリする ポップアップ型と比べ、抜き差ししづらい | 8,350円 |
埋込[充電用] USBコンセント | 充電用にUSBが利用できる 直接USBが使えるのでコンセント周りがスッキリする | 9,300円 |
価格を比較した製品の詳細情報はこちらからチェック
メーカー名:Panasonic製
シングルコンセント詳細:コスモシリーズワイド21絶縁枠(引用元)
ダブルコンセント詳細:コスモシリーズワイド21絶縁枠(引用元)
トリプルコンセント詳細:コスモシリーズワイド21絶縁枠(引用元)
マルチメディアコンセント詳細:コスモシリーズワイド21(引用元)
センサーライト付コンセント詳細:コスモシリーズワイド21かってにナイトライト(引用元)
埋込[充電用]コンセント詳細:埋込充電用USBコンセント2ポート(引用元)
フロアコンセント(収納型)詳細:住宅用フロアコンラウンド(引用元)
フロアコンセント(ポップアップ型)詳細:住宅用F型アップコン丸型(引用元)
引用元:Panasonic公式HP
コンセントの種類について知っておくことで、口数が不足することを回避できたり、機能的なコンセントを活用することができます。
それぞれの使用目的に合ったコンセントを選択することが重要です。
フロアコンセントをつけたら床下からの冷気が冷たかった
フロアコンセントを設置した場合によくある後悔のひとつです。
フロアコンセントを設置すると床下からの冷気が室内に入ってきてしまう可能性があります。
ダイニングテーブルの足元が寒いとストレスに感じますので、設置する際は発砲ウレタンを吹き付けるなど冷気対策をお願いするのがオススメです。
フロアコンセントをつけたら椅子が当たって座りづらくなった
テーブルで使用する家電用にフロアコンセントを設置する場合には、注意が必要です。
テーブルや椅子の配置に注意していないと、フロアコンセントの蓋が椅子に当たってしまい、座りづらい状況になってしまう可能性があります。
フロアコンセントを設置する場合はテーブルや椅子の配置を決めて、干渉しない位置に設置するのがオススメです。
コンセントの数や配置に関する後悔ポイント
コンセントの数が足りなかった
コンセントの数が足りなかったという後悔は、家づくりの中でよくある後悔のひとつです。
コンセントの数が足りないと延長コードで遠くのコンセントから引っ張ってきたり、電源タップで口数を増やす必要があり、見た目が良くないだけでなく、タコ足配線による火災リスクも高まります。
コンセントが不足してしまわないようにするには、設計の段階で具体的にどこでどのような家電を使用するのか、あらかじめ決めておく必要があります。
具体的な方法については別記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
コンセントの具体的な設置場所の検討方法について↓↓
使わないコンセントをつけてしまった
何となく「ここでも使うかも」という理由でつけたコンセントに関しては全く使われることのないコンセントになってしまう可能性があります。
コンセントの増設費用の目安は1カ所あたり1万円程度必要となるので、少しでも費用を抑えたい方はきちんと検討しておくことが重要です。
わが家の使われることのなかったコンセントに関しては別記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
使われることのなかったコンセントについて↓↓
家電とコンセントの距離が遠く、コードが目立つ
使いたい家電とコンセントの距離が離れている場合、コードが目立ってしまう場合があります。
特にリビングの中央付近で使用することの多い、電気カーペットやこたつの電源には注意が必要です。
極端に離れていると見た目が悪くなるだけでなく、コードに足を引っかけてしまう可能性があります。
壁面から離れた場所で使用する家電について、具体的にどこのコンセントを使用する予定なのか確認しておくようにしましょう。
コンセントを見えないように工夫すればよかった
差しっぱなしにするコンセントについては、見えない位置に配置することで、見た目をスッキリとすることができます。
見えないようにしたいコンセント例
- エアコンのコンセント
- トイレのコンセント
- 冷蔵庫のコンセント
白いコンセントカバーが目立ってしまう可能性があるので、濃い色のアクセントクロスを使用した壁面には特に注意が必要です。
トイレのコンセントの場合、便座のちょうど背面側に配置することで、見た目がスッキリとします。
冷蔵庫のコンセントの場合は冷蔵庫と同じ程度の高さで、背面側に配置することでコンセントが目立ちづらくなります。
エアコンのコンセントの場合はエアコン上の天井にコンセントを配置することで、見た目がスッキリとするのでオススメです。
差しっぱなしになるコンセントについては、配置を工夫して目線に入らないようにしておきましょう。
家電が使えない位置にコンセントをつけてしまった
コンセントの配置を決めるまでに使いたい家電が具体的に決まっていないと、結果的に使えないコンセントになってしまう可能性があります。
特に使用目的が限定されるコンセントには注意が必要です。
わが家の場合、脱衣所に壁かけ扇風機用コンセントをつけたのですが、なるべく扇風機が目立たないようにと、天井の近くにつけたのですが、これが失敗でした。
扇風機を取りつけようとしてみると、首が予想以上に下を向いてくれないのです。
結局別の場所に取りつけたため、このコンセントは一生使われることのないコンセントになってしまいました。
新築で使いたい家電は、できるだけ設計段階で購入しておくのがオススメです。
まとめ:みんなの後悔を活かして、理想的な新築を手に入れよう
コンセントは快適な居住空間を計画する上で、大切な設備のひとつです。
ですが、具体的な配置についてイメージするのが難しく、後悔や失敗につながりやすい設備でもあります。
後悔のないコンセントの配置にするには、既に新築を建てた人の後悔ポイントを自分の家づくりに活かすのがオススメです。
コンセントの設置計画は家電の配置場所や室内の景観に大きく影響します。
「みんなの後悔」を家づくりに活かして、理想の家づくりに役立ててみてください。
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