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【超重要】よくある失敗は?新築窓の失敗・後悔ポイント16選!

この記事はこのような方にオススメ
  • 注文住宅の窓選びで失敗したくない
  • 窓選びの際に知っておいた方が良いことってあるの?
  • 実際に家を建てた人の感想を知りたい

窓は快適な居住空間を計画する中で、採光や換気、断熱性能に大きく影響する大切な設備です。

一概に窓といっても、種類が多彩でどこにどのような窓を計画するのが最適なのか、判断することはプロでも非常に難しいです。

この記事では、新築の窓選びに関する【よくある後悔・失敗】について解説いたします。

他の人の後悔や失敗を避けることで、満足度の高い窓選びができるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

窓の種類に関する後悔ポイント

窓の種類をきちんと選べばよかった

窓は開閉方法やサッシの材質の違いにより、とても多くの種類の製品が販売されています。

窓の種類によって価格や開閉方法、気密性、断熱性などに差が生じるため、建築士や建築会社からの提案をそのまま採用してしまうと後悔につながる可能性があります。

窓の形状の違いによる主な種類は以下のとおりです。

窓の種類メリット
デメリット
カタログ価格

FIX窓
価格が安価
窓のフチが狭い
掃除が楽
断熱性が非常に高い
防犯性が高い
開閉できないので、換気はできない
21,500円

すべり出し窓
縦すべり出し窓は横風をとり入れやすい
横すべり出し窓は雨が吹き込みづらい
防犯性が高い
虫が室内に入りづらい
縦すべり出し窓は雨が吹き込む
横すべり出し窓は横風をとり入れづらい
大きな窓には不向き
既製品のカーテンとサイズが合わない
32,000円
(たて滑り出し窓)

スリット窓
価格が安価
狭い場所に設置可能
デザイン性が高い
防犯性が高い
採光に注意が必要
35,400円
(たてスリット
すべり出し窓※1)

引き違い窓
風通しが調整可能
開閉しやすい
サイズが豊富
横風をとり入れづらい
防犯性が低い
53,000円

上げ下げ窓
洋風テイストにできる
風通しの調整が可能
防犯性が高い
横風をとり入れづらい
価格が高い
大きな窓には不向き

54,400円
(片上げ下げ窓)

倒し窓
防犯性が高い
窓を開けていても外から見えづらい
横風をとり入れづらい
外倒し窓は雨が室内に入る
内倒し窓はカーテンはつけられない
73,500円
(外倒し窓※2)

折りたたみ窓
開口部分を全開にできる
窓の前後にスペースが必要
価格が高い
気密性が低い
防犯性が低い
308,900円
(折りたたみ窓※3)
各製品の比較(画像はYKKap公式HPより
価格を比較した製品の詳細情報はこちらからチェック

製品名:YKKap APW330

詳細:LOW‐E複層 樹脂スペーサーガス入り

サッシサイズ:高さ970㎜×幅405㎜

※1:たてすべり出し窓(サッシサイズ高さ970㎜×幅200㎜)

※2:外倒し窓(サッシサイズ高さ970㎜×幅640㎜)

※3:折りたたみ窓(サッシサイズ高さ1,830㎜×幅1,235㎜)

カラー:ホワイト

引用元:APW330 業務用カタログ 大開口商品カタログ 防火窓Gシリーズカタログ

窓ガラスが2枚になったり、複雑な構造になるほど価格は高くなりますので、メリットとデメリットを確認しながら選定することが重要です。

サク

わが家の場合、浴室にルーバー窓を採用したのですが、気密性が低くこの窓を採用して後悔しています。

特に浴室や脱衣所には気密性の高い窓を採用するのがオススメです。

窓の種類に関して、気密性や断熱性に影響する知っておきたい2つのポイントをご紹介します。

ポイント①ペアガラスの種類について

現在の新築住宅ではペアガラス(複層ガラス)と呼ばれる2枚のガラス板の間を空けて重ねることで断熱性を高めたものが主流となっていますが、その間の空間を充填する気体により断熱性能に差があります。

断熱性能の高い順:真空>特殊ガス>空気

断熱性能の高い順に窓の価格も高くなるので、予算と相談しながら総合的に判断するようにしましょう。

ポイント②サッシの材質について

窓の断熱性能について考える上で忘れてはならないのが、サッシの材質です。

昔はアルミサッシが主流でしたが、現在では断熱性能を高めるために様々な材質のサッシが利用されています。

断熱性能の高い順:樹脂サッシ>アルミ・樹脂複合サッシ>アルミサッシ

こちらについても断熱性能の高い順に窓の価格も高くなるので、予算と相談しながら総合的に判断するようにしましょう。

窓のサイズに関する後悔ポイント

リビングの窓を大きくしすぎた

「窓を大きくしすぎた」という後悔は、新築建築時の後悔として実はよくある後悔のひとつです。特にリビングの窓は開放感を演出するために、大きな窓を採用することが多く、注意が必要です。

大きな窓の
メリット
大きな窓の
デメリット
開放感が出る
室内が明るくなる
換気効率が上がる
デザイン性が良くなる
大きな家具が搬入しやすい
外気温の影響を受けやすくなる
断熱性が落ちる
窓やカーテンの価格が高くなる
家具や床などが日焼けする
外から室内の様子が見える

リビングに大きな窓を採用する最大のメリットはリビングに開放感が出ることです。窓の小さい閉塞感のある部屋と比べ、窓が大きいことで部屋全体が明るくなり、開放感を感じることができます。

一方大きな窓を採用する最大のデメリットは外気温の影響を受けやすくなることです。

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の調査によると、室内の暑さの原因の約7割寒さの原因の約6割は窓にあると解説されています。

必要以上に窓を大きくしすぎないことで、外気温の影響を受けづらいリビングにすることができます。室内への外気温の影響を少なくすることで、断熱性が高まりエアコン代などの光熱費を低く抑えることができます。

大きな窓は夏に室温が上がりやすく、冬は室温が下がりやすくなってしまいます。

窓の大きさは明るさだけでなく、断熱性能やコスト面に大きく影響してくるので、慎重に検討するようにしましょう。

寝室の窓を大きくしすぎた

寝室に大きな窓を設置することで、日光を多く取り入れられる目覚めの良い空間にすることができる一方、必要以上に大きな窓にしてしまった場合、後悔につながる可能性があります。

大きな窓のデメリット

  • 外気温の影響を受けやすくなる
  • 断熱性が落ちる
  • 窓やカーテンの価格が高くなる
  • 家具や床などが日焼けする
  • 外から室内の様子が見える
  • 結露によりカビが発生する可能性がある

寝室に大きな窓を採用した場合の一番のデメリットは断熱性の低下です。

日本人の平均睡眠時間は7時間42分(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより)と言われており、1日の約3分の1の時間を寝室で過ごしていることになります。

夏や冬の期間はエアコンを利用する家庭が一般的ですが、必要以上に窓を大きくしすぎないことで、外気の影響を受けづらい(節電につながる)寝室にすることができます。

サク

わが家の場合、寝室(約6畳)の南側と東側の2か所に高さ90㎝×横幅165㎝の引き違い窓をつくりました。

布団(シングル用)を窓から干すにはやや狭く、その割に外気温の影響を大きく受けてしまうので東側の窓は小さくすればよかったと後悔しています。

寝室のみでなく、家全体として窓は必要以上に大きくしすぎないのがオススメです。

サク

寝室の窓の大きさを検討する際には、布団をどこで干す予定かを忘れずに検討しておきましょう。

キッチンの窓を大きくしすぎた

「明るいキッチンにしたい」という希望から、キッチンに窓をつける場合は多いですが、キッチンにつける窓の大きさや数には注意が必要です。

大きな窓にするデメリット

  • 調理中まぶしくなる
  • キッチンが夏暑く、冬寒くなる
  • 生ものや料理の傷みが早くなる
サク

わが家の場合、キッチンの背面(東)と側面(南)に横35㎝×縦70㎝の窓をつけました。

窓としては大きくないサイズですが、東側の窓から朝日が入り、日中は南側からの窓から光が入るので、キッチンは決して暗くはありません。

一方、常時日光が入るので、食材が傷まないように夏場以外でも調理したものは基本冷蔵庫入れて保管しています。

キッチンの窓は大きすぎたり、多すぎたりすると夏暑く、冬に寒い作業しづらいキッチンになってしまうので、サイズや数には注意するようにしましょう。

サク

キッチン横の窓は型板ガラスでなく、透明なガラス(フロートガラス)にしておくと外の天気の様子が調理中に確認できるのでオススメです。

キッチンの後悔に関する参考記事↓↓

【完全保存版】よくある失敗は?新築キッチンの後悔ポイント25選!

窓の配置に関する後悔ポイント

窓からの光がテレビに反射して見づらい

テレビの反対側に窓があると、テレビに光が反射してしまい、日中テレビが見づらい状況になってしまいます。

サク

わが家の場合、窓の位置はテレビの正面を外しましたが、座る位置によっては光が反射してしまいます。

採光や換気のためにテレビの対面に窓が必要な場合は、カーテンをつけておくのがオススメです。

窓の位置は設計の段階で決まってしまいますので、早めにテレビと窓の位置関係を確認しておくようにしましょう。

窓の外の人と目線が合ってしまう

窓と室外の道路や隣接する住宅の窓の位置関係を確認しておかないと、窓の外の人と目線が合ってしまうような窓になってしまう可能性があります。

目線対策

  • 家の外側に人が立つ場所には窓をつけない
  • 窓を設置する高さを変える
  • 家の周りに目隠しフェンスをつくる
  • 【オススメ】ガラスの種類を型板ガラス(不透明なガラス)にする
サク

わが家の場合は、1階のガラスをほとんど型板ガラスにすることで、目線対策をしています。

ガラスの種類を型板ガラスに変える方法なら、柵をつけるより安価に済みますし、採光量は透明なガラスとさほど変わらないのでオススメです。

室内の窓の配置に気を取られて、外観が悪くなった

窓は家の外観に大きく影響する要素の1つです。

外観を考慮せずにサイズや種類を決めてしまうと、統一感がない外観になってしまいます。

窓を使った外観を整える方法

  • 小窓を活用する
  • スリット窓を活用する
  • 窓のサイズや種類を統一する
サク

今は外観をシミュレーションできる建築会社が多いので、イマイチな場合は上記の方法を試してみてください。

外構の後悔に関する参考記事↓↓

【完全保存版】よくある失敗は?新築外構の後悔ポイント20選!

窓の必要性に関する後悔ポイント

トイレ内に窓が必要だった・不要だった

トイレに窓をつけることにはメリットとデメリットがあり、必要派と不要派の意見に分かれます。

トイレに窓をつくる
メリット
トイレに窓をつくる
デメリット
自然光を取り入れられる
トイレの空気を入れ替えられる
小物置きスペースができる
プライバシーの問題
費用がかかる
気密性・断熱性が下がる

トイレに窓をつくる主なメリットは自然光が室内を明るくしてくれる点です。

窓から自然光をトイレ内に取り入れることで、室内が薄暗くならなくて済みます。

一方、トイレに窓をつくる主なデメリットはプライバシーの問題が発生する点です。

スマートフォンや小型カメラの普及により、トイレの窓から盗撮される被害が発生しています。

トイレや浴室の窓には防犯対策を行っておくのがオススメです。

サク

わが家の場合はトイレ内に窓をつくりました。

1階にはルーバー窓・2階には引き違い窓を採用しましたが、1階の窓のサイズで十分室内を明るくすることができます。

サク

わが家の場合は換気扇を回しっぱなしにしているので、トイレの窓を開ける機会はほとんどありません。

トイレ内に換気扇の設置を計画している場合は、プライバシーの問題や気密性・断熱性の問題を解決することができるので、窓をFIX窓(開かない窓)にするのがオススメです。

コスト縮減にもつながるので、是非検討してみてください。

FIX窓に関する参考記事↓↓

【新築窓選び】FIX窓って何?FIX窓の特徴とメリット&デメリット10選!

浴室の窓が必要だった・不要だった

浴室の窓をつけることにはメリットとデメリットがあり、必要派と不要派の意見に分かれます。

浴室に窓をつくる
メリット
浴室に窓をつくる
デメリット
自然光を取り入れられる
浴室の空気を入れ替えられる
物置きスペースができる
気密性・断熱性が下がる
費用がかかる
プライバシーの問題

浴室に窓をつくる主なメリットは明るく開放的な雰囲気をつくり出すことができる点です。

窓からの自然光を浴室に取り入れることで、入浴時に心地よい雰囲気を演出し、リラックス効果を高めることができます。

一方、浴室に窓をつくる主なデメリットは気密性・断熱性が下がる点にあります。

窓をつくらないことで、室内の気密性や断熱性が高まり、夏に暑すぎず、冬に寒くなりづらい浴室にすることができます。

暑さや寒さの原因となる窓自体をつくらないことで、外気の影響を受けづらい浴室にすることができます。

サク

わが家の場合は浴室内に小さめの窓をつくりました。

設置した窓がルーバー窓のため、冬に寒く後悔していますが、浴室内の暖房をつけることで快適に入浴できています。

窓がないと全く日光が入らない暗い浴室になります。

また、窓がないと浴室内のニオイが気になるときに空気を入れ替えづらいため、迷ったら必要最小限のサイズの窓をつけるのがオススメです。

玄関に窓が必要だった・不要だった

玄関の窓はつけることにメリットとデメリットがあり、必要派と不要派の意見に分かれます。

玄関に窓をつくる
メリット
玄関に窓をつくる
デメリット
自然光を取り入れられる
空気の入れ替えができる
気密性・断熱性が下がる
費用がかかる
掃除が大変

玄関に窓をつくる主なメリットは自然の光が明るい玄関にしてくれる点です。

玄関は家族だけでなく、来客も利用する家の第一印象を決める場所といっても過言ではありません。そんな玄関が暗くジメジメとした場所だと印象が良くありません。

また、靴のニオイがこもりがちな玄関の空気を入れ替えるのにも役立ちます。

一方、玄関に窓をつくる主なデメリットは気密性・断熱性が下がる点にあります。

窓をつけたことにより夏暑く、冬寒い玄関になってしまう可能性があります。

サク

わが家は玄関に窓は設置しませんでした。

代わりに玄関扉に小窓がついたものを選ぶことで、玄関に光を取り込むことにしました。

また、照明を人感センサー付きのものにすることで、玄関が暗くならないように工夫しています。

玄関の近くに窓があり空気の入れ替えができる状態なら、玄関扉に小窓の付いたものを選び、照明を人感センサー付きにするのがオススメです。

玄関の近くに窓がなく、空気の入れ替えができない場合は必要最小限のサイズの窓を換気用に取り付けるか、シューズクローク内に換気扇を付けるのがオススメです。

天窓をつけなければよかった

天窓とは天井につける窓のことです。

実は天窓にはメリット以上にデメリットが多くあり、後悔につながりやすい設備の1つとなっています。

天窓の
メリット
天窓の
デメリット
室内が明るくなる
オシャレな雰囲気を演出できる
雨漏りのリスク
雨音がうるさい
結露の水が落ちてくる
外気温の影響を受けやすくなる
家具や床などが日焼けする
掃除が難しい

天窓を採用する最大のメリットは室内に日光をとり入れて明るくできることです。周りを高い建築物に囲まれていても天窓をうまく活用することで室内に日光を取り込むことができます。

一方、天窓を採用した際の最大のデメリットは外気温の影響を受けやすくなるということです。

天窓を採用した空間は夏暑く、冬寒い空間となってしまうため慎重に採用を検討するようにしましょう。

高窓をつけなければよかった

高窓とは壁面の高い位置に設置する窓のことです。

高窓にはメリットとデメリットがあり、正しく理解せずに採用してしまった場合、後悔につながる可能性があります。

高窓の
メリット
高窓の
デメリット
プライバシーを守りながら換気や採光ができる
空間に広がりを演出できる
効率的に換気ができる
掃除が難しい
家具や床などが日焼けする
外気温の影響を受けやすくなる

高窓を採用する最大のメリットはプライバシーを守りながら換気や採光ができることです。周りを住宅や道路に囲まれていても高窓をうまく活用することで人の目線が届かない位置で新鮮な空気や光を取り込むことができます。

一方、高窓を採用した際の最大のデメリットは開閉や掃除が難しいということです。高窓はその名のとおり高い位置にあるため、開閉しづらく、掃除が一苦労です。

サク

採光のために取り付ける高窓ならFIX窓(開閉しない窓)にしておくと、掃除も楽なので、オススメです。

FIX窓に関する参考記事↓↓

【新築窓選び】FIX窓って何?FIX窓の特徴とメリット&デメリット10選!

その他設備に関する後悔ポイント

小さい窓にもカーテンをつければよかった

採光や換気のために取り付ける比較的小さい窓について、カーテンやロールカーテンを取り付けるなどの対策をしていないとまぶしさを不快に感じる場合があります。

サク

わが家の場合、リビングの東側にカーテンを取り付けていない小さな窓が2つあります。

窓の正面に座ったときに、朝日をまぶしく感じることがよくあります。

朝日と西日については不快に感じることがありますので、長時間過ごすリビングと寝室の西側と東側の窓には注意が必要です。

まとめ:みんなの後悔を活かして、理想的な新築を手に入れよう

窓は快適な居住空間を計画する上で、非常に重要な設備です。

ですが、設計の段階で決定しないといけない設備のため、イメージするのが難しく、後悔や失敗につながりやすい設備でもあります。

後悔のない窓にするためには、既に新築を建てた人の後悔ポイントを自分の家づくりに活かすのがオススメです。

窓は家の見た目だけでなく、暮らしやすさに大きく影響します。

「みんなの後悔」を家づくりに活かして、理想の家づくりに役立ててみてください。

後悔ZEROの家づくり研究所
サイト運営者 サク
当サイトは【家づくりで後悔する人を減らしたい】という思いで、家づくりに関する後悔情報を中心に配信しています。
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