- 注文住宅の間取り(リビング)で後悔したくない
- 住み心地の良い快適なリビングをつくりたい
- 新築のリビングを計画する上で注意すべきポイントを教えて欲しい
リビングは家族が最も長い時間を過ごす重要な空間。
同時に来客をもてなす場所でもあるので、使い勝手だけでなく見た目にもこだわりたいところです。
この記事では、新築のリビングに関するよくある後悔・失敗を紹介し、対策方法についても解説いたします。
他の人の後悔や失敗を避けることで、満足度の高い家づくりができるので、ぜひ参考にしてみてください。


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新築建築時によくある「リビング」に関する後悔・失敗5選!
実際に住んでみるとリビングが手狭だった

新築建築時の間取りの希望として1番にあげられることが多い「広いリビング」
間取りを決める際に「これぐらいの広さがあれば十分だろう」と思っていても、実際に住んでみると「なんだが、リビングが狭い・・・」と後悔する人が後を断ちません。
家族の人数 | 広さ |
---|---|
2人 | 10~12畳程度 |
3~4人 | 12~17畳程度 |
5~6人 | 18~24畳程度 |
対策方法:搬入する家具のことを考慮しておく
リビングが狭いと感じる理由は搬入する家具のことを考慮していなかったことが主な要因として考えられます。
リビングはテーブルやソファーなどの大型家具を設置する場所なので、間取りを設計する段階で家具のサイズや配置を検討しておくようにしましょう。
敷地の広さや間取りの関係で、どうしてもリビングに広いスペースを確保できない場合は、工夫次第でリビングを広く見せる方法があります。
リビングを広く見せる方法
- 天井を高くする
- 家具の高さを低くする
- 壁や仕切りを減らす
- 鏡を置く
- フローリングの色を明るい色にする
- 巾木の色をフローリングの色に揃える
- 壁紙の色を明るい色にする

わが家の場合はリビングの天井を高くして、開放感が感じられるように工夫しました。


実際に住んでみて、リビング側にいるときに開放感を感じることができているので、リビングを広く見せたい人には天井を高くする方法はおすすめです。
リビングの広さに関するみんなの後悔まとめ↓↓
新築のLDK29畳もあるのに
— 秋田の佐々木 (@kusoimo7) January 11, 2023
色々詰めすぎて狭い😭
せめてリビングくらいは
広くしてた方いいですよね?
とりあえず新居1晩暮らして分かったこと
— 沙藤ミル (@satoumiru) April 2, 2025
・断熱材機能してて寒くない
・キッチンが独房くらいあるからここだけで暮らせる
・その代わりリビングが狭い。畳数は多いはずなのに賃貸の方が広い
・電気のスイッチ多すぎて現状把握無理
・洗面台ミラーのドライヤー収納不便
こんな感じですね
収納が足りなかった


リビングは子どものオモチャやカバン、生活家電などでとても散らかりやすい空間です。
リビングは収納量が不足してしまうとすぐに物であふれかえってしまうため、収納をうまく計画できるかどうかが、成功のための大きな鍵となります。
対策方法:現在の持ち物から必要な収納量を算出する
新築建築時に必要な収納の広さを検討する方法としては、現在の持ち物から算出する方法がおすすめです。
持ち物から必要な収納を算出する方法
現在家族が持っているものをできるだけリスト化する
ポイント①小さなものはまとめても可
ポイント②将来的に収納が必要になりそうな物も入れておく
リスト化された持ち物を全て間取り図に書き込む
ポイント①大きなものから順番に書き込む
ポイント②大きなものはきちんとサイズを測る
持ち物をどこに、どのように収納するのか、具体的に決めておくことで、より正確に収納に必要な量を算出することができ、収納不足になることを予防することができます。
新築建築時の収納に関する後悔や失敗については別記事にて詳しく解説しています↓↓
収納に関するみんなの後悔まとめ↓↓
新築で後悔しがちな3つ。
— さかな (@kngwgw2383) February 11, 2025
① コンセント不足 → 延長コードだらけに…
② 収納不足 → 物が増えてパンク
③ 生活動線ミス → 毎日プチストレス
住んで気づいても遅い!と言いつつ、私も若干後悔。もう一回家作りたい。
収納の中にコンセントがあると便利だと思います!
— もっち (@__mco) August 24, 2023
現状、コードレス掃除機とか電動自転車のバッテリーを廊下のコンセントで充電してて邪魔なので、階段下収納の中とかにコンセントを付けておけばよかった〜と後悔しています。
新築楽しみですね😊
リビング階段や吹き抜けにしなければよかった


モデルハウスなどでよく見かけるリビング階段や吹き抜け。開放感があり、まるで海外の家のようなオシャレな雰囲気づくりができるため、人気があります。
しかし、メリットだけでなく、決して小さくないデメリットもあるため、採用する際は家の性能や生活スタイルに合わせて検討する必要があります。
対策方法:電気代が気になる家庭は採用を見送る
リビング階段と吹き抜けのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
家族の帰宅状況が把握しやすい 1階と2階の移動時に温度変化が少なくなる 見た目がオシャレ | 1階の音や匂いが2階まで広がる 冷暖房が効きづらくなる 子どもの友達にリビングが見られる |
メリット | デメリット |
---|---|
広いリビングを演出できる 見た目がオシャレ 明るいリビングにできる | 1階の音や匂いが2階まで広がる 冷暖房が効きづらくなる 2階が狭くなる 高いところが掃除できない |
特に気密性能や断熱性能がそれほど高くない住宅の場合、リビング階段や吹き抜けは冷暖房の効きに大きな影響を与えます。
冷暖房効率が悪い空間では電気代が高くなってしまうので、「毎月の電気代が気になる点・・・」という方は慎重に採用を検討しましょう。
吹き抜けに関するみんなの後悔まとめ↓↓
寒過ぎて家が全然暖まらん🏠
— YUKARI (@thousand_birds) February 7, 2025
吹き抜けにしたの後悔しとる
脚立使って掃除します。毎年この吹き抜け勢いで作ったの後悔してる。 pic.twitter.com/ymgb75HbOn
— リチャードホール (@okirerebc) December 29, 2023
吹き抜けに引き違い窓は後悔ポイント。確かFIXより安かったのと、開けて通風するかな、って思ってたのと(しない)。
— pkpk / 家&車垢 (@pkpk202011) January 21, 2023
やっぱコールドドラフト来ますなー。サーモスXだからか結露は加湿ガンガンしない限り無いけど、内窓付けたい。補助金使うのとDIYと迷い中。 pic.twitter.com/5Ayvss60wy
今から新築建てるって人かもって人へ。
— Odeco (@Odeco_aqua) October 7, 2024
「吹き抜けとシーリングファンはやめといた方がいい」 pic.twitter.com/xBVvtTdyME
必要なコンセントが足りない


新築の後悔として多く聞かれるコンセント不足。
リクルートが実施したアンケート調査によると、既に家づくりを終えた人たちが「失敗した」と感じている点で最も多かったのがコンセントの位置でした。


スマートフォンの普及や便利な家電の増加により、住宅に必要なコンセントの数は増加しています。
そのため、ひと昔前の感覚でコンセントを計画すると「コンセントが足りなかった」「位置が悪かった」と後悔する人が増加しています。
リビングに必要なコンセントの例
- スマートフォン充電用
- 空気清浄機用
- 加湿器用
- テレビ用
- エアコン用
- お掃除ロボット用
- コードレス掃除機充電用
- パソコン用
- 小型家電充電用
対策方法:コンセントは多めにつけておくのがおすすめ
新築完成後のコンセントの増設は1カ所あたり1~2万円ほど必要となります。一方、建築前にコンセントの数を増やす場合は千~3千円ほどで対応できるため、新築建築時に多めにつけておくのがおすすめです。
使いたいところにコンセントがないと不便な生活になってしまうので、コンセントが不足しないように設置場所を検討しておきましょう。



わが家の場合、目安となる数の3倍ほどコンセントを設置しました。
新築建築時のコンセントに関する後悔や失敗については、別記事にて詳しく解説しています↓↓
コンセントに関するみんなの後悔まとめ↓↓
我が家の後悔ポイント、加湿器用のコンセント忘れ。
— きくゆ@コスパ重視で家づくりした人 (@kikuyunoie) January 31, 2025
リビングでびろーんとなってるケーブルを見るたび、胸がザワつきます
カウンターの反対側にもつけておけばよかった
家づくり中の方、加湿器用のコンセント、お忘れなく!
これ、ごまかす方法あったら教えて欲しい…… pic.twitter.com/GTIvEQhYDz
家の設計後に、1個だけ後悔したのが…
— しましま☺︎5y小受🎀3y🦁 (@shimashima_kgkk) March 26, 2022
ダイニングテーブルの位置にコンセント付ければ良かった。
ホットプレートとか。在宅ワークのPCとか。スマホ充電とか。
家づくりの後悔、ほぼないけどキッチンカウンターのリビング側にコンセント付けとくんだったなぁ……ホットプレート使っておうち焼き肉とかしない家なので、いらないと思ってたんだけどスマホの充電とかで使いたい時がある
— さおり (@m_TwT) March 23, 2025
家を買う時に家具の配置までもっとしっかり考えていたらコンセントとかスイッチの場所をあらかじめ移設しておけたのにーというのが後悔ポイントでしたね。
— もち粉 (@mochi0000mochi) November 17, 2020
3棟目の方にはこれをしっかりお伝えしたい
小上がりを作らなければよかった


「小上がり」とは部屋の一部分に段差を設けたスペースのことです。
床に高低差を設けることで、空間にメリハリを出す効果があったり、段差部分利用して収納量を増やすことができるため、人気があります。
そんな小上がりですが、デメリット面を知らずに採用してしまうと「作らなければよかった」と後悔してしまう可能性があります。
メリット | デメリット |
---|---|
収納量を増やすことができる 段差に腰掛けることができる 空間にメリハリが出る | お掃除ロボットが上がれない 子どもの転落やつまずくリスクが生じる 設置コストがかかる 家具の設置に制限が生じる |
特に掃除の際に手間が増えてしまう点には注意が必要です。
小上がりの段差はお掃除ロボットが上がることができないため、小上がりの上は自分で掃除する必要があります。また、小上がりの段差部分にホコリが溜まりやすくなる点にも注意が必要です。
対策方法:収納量が不足する場合に採用を検討する
小上がりの採用がおすすめのケースとしては、充分な収納量を確保することが困難な場合です。土地や間取りの制限によって十分な収納量を確保できない場合には小上がりの採用を検討してみてください。
小上がりに関するみんなの後悔まとめ↓↓
続・寝室の話
— ヨチ (@hi_yo02) July 18, 2024
小上がりに憧れがあってベッド代わりに小上がりにしたけど赤子は小さい時は危なくてちょっと後悔したな〜
そして家族で寝る前の映画鑑賞に夢みてまだほとんど使われていない壁掛けテレビ、
まだまだ改善もといポテンシャル高めの寝室 pic.twitter.com/eshXe0hNhP
産まれる前に建てた家でそのこと考えて設計したの!でもわざわざ小上がりにする必要なくて普通に平面にすればよかったと後悔してるけど💦
— なつみ@3y🎀1y🎀 (@PyU9CYTkPspPtnc) July 8, 2021
凝ったデザイン考えるのワクワクするけど、間違っても小上がりなんて作ったらダメよ🙅♀️
— あき🐳 (@samoyed11GO) September 5, 2021
年々、段差が膝にきて掃除大変なるから🤣
あと、建具と床も暗い色にしたらダメよ!埃目立つし家が暗くなるから!(ものすごく後悔してる経験者より)🤣🤣🤣
新築建築時のリビングの後悔・失敗【間取り編】
天井が低く、圧迫感を感じる


長く過ごすリビングは広くて開放感のある空間を理想とする人が多い場所です。しかし、天井が低いと圧迫感が出てしまい、部屋全体が狭く感じる原因になります。
対策方法:天井の高さを高くする(高低差を出す)
同じ間取りの広さでも天井の高さを高くすることで部屋が広く感じられ、開放感が増します。
メリット | デメリット |
---|---|
開放感が出て、広く感じる 採光性が高まる 背の高い家具を置いても圧迫感が出づらい | 冷暖房効率が悪くなる コストアップする場合がある 2階の足音が響きやすくなる |



わが家の場合はLDKの中で、空間によって高さを変えました。


天井の高さ
リビング>ダイニング>キッチン=畳スペース
キッチンを下げ天井にして、少し高さを上げたリビング側の天井との高低差を大きくすることで、リビング側で開放感を感じる間取りにすることができました。
畳スペースをつくっておけばよかった


畳スペースとはリビングなどの一角に畳を敷いたスペースのことです。和室をつくるよりも手軽に取り入れることができるため、新築の間取りとして人気です。
そんな畳スペースですが、家族構成やライフスタイルに合わせて、採用を検討する必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
子どもの遊びや昼寝スペースとして利用できる 家事スペースとして利用できる 来客時の食事スペースとして利用できる | 汚れや傷がつきやすい メンテナンス費用がかかる へこみやすい |
対策方法:家族構成から採用を検討する
畳スペースをつくるかどうかは家族構成から判断するのがおすすめで、特に小さなこどもが複数いる家庭の場合はぜひ採用を検討してみてください。



わが家の場合は4畳半の畳スペースをつくりました。


畳はフローリングの床と比べて、冷たさが軽減されるので、洗濯物を畳むスペースとして、重宝しています。
また、子どもの昼寝や遊びスペースとしても活躍しているので、畳スペースはわが家のように小さな子どもがいる家庭には特におすすめです。
新築建築時の床材に関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
置きたい家具が置けなかった


新築建築時に合わせて購入する場合が多い大型家具。
しかし、事前に置きたい家具のサイズや配置をきちんと決めていないと、「置きたい家具が置けない・・・」という状況になってしまいます。
対策方法:間取り設計時に家具の配置を決めておく
家具の設置で後悔、失敗しないためには、間取り設計時に置きたい家具や配置を決めておくのがおすすめです。
事前に置きたい家具や配置を決めておくことで、置きたかった家具を間取りに合わせてピッタリと設置することができます。
特に先に決めておきたい家具
- ダイニングテーブル
- ソファー
- テレビ台
- キャビネット
- デスク
間取りの設計時に家具の配置を決めておくためには入念な間取りのシミュレーションが必須。
わが家の建築時に実際に行ったエクセルを使った簡単な間取りのシミュレーションは別記事にて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください↓↓
リビングとトイレを隣接させなければよかった


リビングとトイレが隣り合った間取りの場合、トイレの音やニオイで、リビングにいる人に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
トイレを使用する側としても、気を遣ってしまい、使いづらいトイレになってしまいます。
対策方法:トイレは部屋から独立した位置に配置する
トイレの配置を検討する際はリビングなどの間取りから独立した位置に配置することがおすすめです。トイレを独立した位置に配置することで、家族や来客が快適に利用できるトイレにすることができます。



わが家の場合トイレは、リビングから3畳ほど離れた位置に配置しました。


トイレを入口側から見て左側は外壁、右側は階段の位置にすることで、快適に利用できるトイレにすることができました。
新築建築時のトイレに関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
スタディ(勉強)スペースをつくらなければよかった


子どもがリビングで学習することで、学力が向上するなどとメディアで取り上げられて以降、リビングにスタディスペースをつくる方が増えています。
メリット | デメリット |
---|---|
コミュニケーションが取りやすい 子ども部屋への引きこもり対策になる 子ども部屋に勉強机を置かなくて済む 読者や仕事など多目的に利用できる | 子どもの性格によっては利用されないことがある 他のスペースを圧迫してしまう 物が散らかりやすくなる |
対策方法:多目的に利用できるようにしておく
子どもの勉強のためだけにつくるスタディスペースは万が一子どもが使わなかった場合、無駄なスペースになってしまいます。
無駄なスペースにしないためには、パソコンスペースや読者、家事スペースなど多目的に利用できるようにしておくのがおすすめです。



わが家の場合はパソコン作業スペース兼用のスタディスペースをつくりました。


子どもが小さな現在はパソコンの作業スペースとして利用しています。子どもが小学生頃になれば、パソコンを移動して、スタディスペースとして利用する予定です
使われないスタディースペースになるのを避けるには、状況に応じて使い方を変えられるようにしておくのがおすすめです。
リビング玄関にしなければよかった


リビング玄関とは玄関とリビングの間に仕切りがなく、まるでワンルームのような間取りの玄関です。
リビングと玄関の間に仕切りがないため、玄関からの動線が短く、重たい荷物を直ぐにリビングに運ぶことができるなどのメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
荷物の出し入れが楽になる 玄関ホールスペースが不要になる コスト削減につながる | 玄関からリビングが丸見えになる 玄関を開けるたびに外気が入り込む 玄関のニオイが気になる |
対策方法:敷地が極端に狭い場合に採用を検討する
気密性やニオイなどの問題を考えると、基本的にリビングと玄関は独立させることがおすすめです。
しかし、場合によっては用意できる敷地が極端に狭く、リビングやその他の間取りに十分な広さを確保することが困難な場合もあるでしょう。リビング玄関はそのようなケースで採用を検討するのがおすすめです。
新築建築時の玄関に関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
新築建築時のリビングの後悔・失敗【その他設備編】
リビングが外から丸見えで、通行人と目が合ってしまう


家族の集まるリビングは明るく開放感のあるリビングが理想的です。
そのためには「窓」の配置やサイズがポイントとなりますが、外の状況を考慮していないと通行人と目が合ってしまうような窓になってしまう可能性があります。
対策方法:ガラスの種類を型板ガラス(不透明なガラス)にする
リビングを明るくしつつ、家族のプライバシーを守る方法としては以下のような方法があります。
対策方法
- 道側には窓をつけない
- 窓の高さを変える
- 家の周りに目隠しフェンスを設置する
- ガラスの種類を型板ガラス(不透明なガラス)にする
対策方法の中でも特に、ガラスの種類を型板ガラス(不透明なガラス)にする方法がおすすめです。


型板ガラスとはガラスの片面にデコボコした模様をつけたガラスで、光は通しながらも外からの視線を遮ることができるという特性を持っています。



わが家の場合は、1階のガラスをほとんど型板ガラスにすることで、目線対策をしています。
ガラスの種類を型板ガラスに変える方法なら、目隠しフェンスをつけるより安価に済みますし、採光量は透明なガラスとほとんど変わらないのでおすすめです。
型板ガラスに関する詳細記事↓↓
新築建築時の窓に関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
窓を大きくしすぎて、冷暖房の効きが悪くなってしまった


リビングの窓のサイズを大きくすることで、多くの光を取り込み、明るく開放的な雰囲気にすることが可能です。
その一方で、大きな窓は外気温の影響を受ける原因に。一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の調査によると、室内の暑さの原因の約7割、寒さの原因の約6割は窓にあると解説されています。




外気温の影響を受けやすい空間では冷暖房の効きが悪くなり、電気代が高くなってしまう原因となります。
メリット | デメリット |
---|---|
開放感が出る 室内が明るくなる 換気効率が上がる デザイン性が良くなる 大きな家具が搬入しやすい | 外気温の影響を受けやすくなる 断熱性が落ちる 窓やカーテンの価格が高くなる 家具や床などが日焼けする 外から室内の様子が見える |
対策方法:必要以上に窓のサイズを大きくしすぎない
窓を必要以上に大きくしすぎないことで、外気温の影響を受けづらいリビングにすることができます。



同様に長時間過ごす寝室も窓を大きくしすぎないのがおすすめです。
窓のサイズは基本的にサイズの小さなものの方が価格を抑えられるため、初期費用の削減にも効果があります。
窓の大きさは明るさだけでなく、断熱性能やコスト面に大きく影響してくるので、慎重に検討するようにしましょう。
テレビに光が反射して眩しい


「テレビに窓からの光が反射して眩しい」という後悔は新築時によくある後悔のひとつです。間取り作成時にテレビと窓の位置関係をよく確認しておかないと、日中テレビが見えづらい状況になってしまいます。



わが家の場合、窓の位置はテレビの正面を外しましたが、座る位置によっては光が反射し、眩しい状況になってしまいました。




窓の位置はテレビの正面を避けても座る位置や角度によっては、光が反射してしまう可能性があるので、慎重に検討する必要があります。
対策方法:テレビ正面側の窓にはカーテンをつけておく


テレビへの光の反射対策としては、テレビ正面付近の窓にカーテンをつけるのがおすすめです。
そもそも窓の設置を計画する段階で、テレビの正面付近を外したり、窓のサイズを小さくすることも重要ですが、換気や採光の関係で、どうしてもテレビ正面付付近に設置しないといけないケースはよくあります。
カーテンを取り付ける方法だと自由度が高く、状況に応じた利用ができます。
窓の種類によってはカーテンが取り付けられなかったり、特注のカーテンとなってしまう場合があるため、設計の段階でテレビと窓の位置関係は早めに確認しておくようにしましょう。
フロアコンセントから入る外気が冷たい


フロアコンセントとは、床に設置するコンセントです。電源プラグだけでなくLANケーブルなどを接続することができます。
壁面がなくてもコンセントの設置が可能なため、設置場所の自由度が高いのが主なメリットですが、意外とデメリットが多いので、設置する際は注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
設置場所の自由度が高い 見た目がスッキリとする | 足元に冷たい外気が入り込む 掃除の手間が少し増える 床に凹凸ができる コストがかかる |
対策方法:フロアコンセントを設置する際は気密処理を入念に
フロアコンセントを設置する主なデメリットは気密性の低下です。
フロアコンセントを設置する場合、気密処理をきちんと行っていないと、冬に冷たい外気が室内に入る込む原因のひとつとなってしまいます。



わが家の場合は、ダイニングテーブル下に収納型コンセントを設置したのですが、ここから入る外気が冷たくて後悔しています。
ダイニングテーブルの足元が寒いとストレスに感じますので、設置する際は発砲ウレタンを吹き付けるなど、冷気対策をお願いするようにしましょう。
ダウンライト不足で、暗い場所ができてしまった


昔は天井に直接取り付けるタイプの照明器具(シーリングライト)が一般的でしたが、最近では見た目がスッキリするという理由などからダウンライトをメインの照明に使用する家が多くなりました。
そんなダウンライトですが、シーリングライトと比べると、光が横に広がりづらいという特徴があります。
そのため、数や配置を間違えてしまうとリビングに薄暗い空間ができてしまいます。



わが家ではスタディスペースの上にダウンライトがなく、薄暗いスペースになってしまいました。





もう一つあればよかったと後悔していますが、追加費用がかかるのと依頼が面倒なので、そのままになっています。
対策方法:天井の下地材を張る前に立会いする
ダウンライトの配置や数は隣接する壁の影響などを強く受けるため、図面上のみで完ぺきに計画することはプロでも困難なものです。そのため、現地で立会いながら、最終確認するのがおすすめです。
完成後のダウンライトの増設には3万円ほど費用が必要となります。
天井に石膏ボードを貼る前の段階なら増設も容易です。現地できちんと確認を行い、全体に光が届くようなダウンライトの配置や数になるようにしましょう。
ダウンライトの調光調色機能がいらなかった


ダウンライトの調光調色機能とは照明の明るさや色を調整できる機能です。調光調色機能付きのダウンライトを選択することで、好みや使用シーンに合わせて、自由に照明の明るさや色を調整することができます。
調光調色機能の必要性については、家族構成や生活スタイルによって異なるため、必要性を見極める必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
使用シーンに合わせて調整できる 省エネにつながる 目の疲れを軽減できる | 価格が高い 修理や交換時のコストが高くなる |
対策方法:現在、調光調色機能を使用しているかで判断する
ダウンライトの調光調色機能が不要だったと後悔する主な原因は、光の調整が面倒で、利用頻度がほとんどないというパターンがほとんどです。
ダウンライトに調光調色機能をつけると、1個当たり1万円~2万円程度の増額となります。なるべく予算を抑えたい人は、必要性を慎重に判断するようにしましょう。
具体的には、現在リビングでシーリングライトを使用している人なら、生活の中で光の明るさなどを調整することがあるか、不便を感じることがあるかで、判断するのがおすすめです。
新築建築時の照明に関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
照明のスイッチ数が多い


リビングのメイン照明をダウンライトにする場合、スイッチ1つで操作できる照明をまとめておかないと、スイッチの数がどんどん増えてしまいます。
スイッチの数が多いと、細かく照明を調整できるので、省エネにはつながりますが、オンオフの操作に手間がかかるため、日々の生活のストレス要因となってしまいます。



わが家の場合、スイッチをまとめることを伝え忘れていた結果、リビングの照明スイッチが9つもついてしまいました・・・
対策方法:リビングの照明のスイッチ数は4つまでにまとめる
リビングの照明のスイッチ数を検討する際は、4つまでにまとめるようにしましょう。スイッチ数を抑えることで、操作の手間を減らすことができます。
そのためには、どこの照明を同じスイッチで連動させるか決める必要がありますが、リビングスペース、キッチンスペース、ダイニングスペース、畳スペースなどでまとめておくのがおすすめです。
照明のスイッチの位置が押しづらい


リビングの照明のスイッチは操作頻度が高いため、使いづらい位置に設置してしまうと、特に不便さを感じてしまいます。
照明のスイッチは一度取り付けてしまうと、簡単に変更できるものではないため、慎重に位置を検討する必要があります。
対策方法:リビング扉の開閉の向きと照明のスイッチの位置に注意する
使いづらいスイッチにしないためには、リビング扉の開閉の向きと照明のスイッチの位置に注意する必要があります。
リビング扉が開戸の場合は、扉を収納する側にスイッチがあると、押しづらくなってしまいます。




引き戸の場合も同様に収納する側にスイッチがあると、押しづらくなってしまうので、注意が必要です。




照明のスイッチの位置は設計後でも変更可能なので、既に図面の作成が完了している人もぜひ確認してみてください。
床暖房がいらなかった


空気が乾燥することなく、部屋全体を足元から暖めてくれる「床暖房」
注文住宅の人気設備のひとつですが、魅力的なメリットがある反面、小さくないデメリットもあるので、設置するかどうかは総合的に判断する必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
足元から温かい 空気が乾燥しづらい ホコリやハウスダストが舞い上がりづらい | 設置費用が高い 温まるまでに時間がかかる メンテナンスコストがかかる 光熱費が高くなる |
対策方法:光熱費が気になる家庭は採用を見送る
床暖房は「設置費用や光熱費が高くなるのは嫌」「部屋をすぐに温かくしたい」という方には不向きな暖房設備です。すぐに暖まらないからという理由から、エアコンを併用して使用すると、床暖房のメリットが半減してしまいます。
暖房の重要度は住む地域によって大きく異なるので、生活スタイルと必要なコスト面も考えて総合的に検討するようにしましょう。
巾木の色が部屋に合っていない


巾木とは床と壁の接する部分に取り付ける板のようなもので、物をぶつけて壁紙が傷つかないようにするために設置されます。
巾木の色やサイズは様々な種類があり、部屋の雰囲気に合わせて決める必要がありますが、特に巾木の色には注意しましょう。
対策方法:巾木の色は床の色や壁紙に合わせる
巾木の色選びを間違ってしまうと、部屋全体の雰囲気が崩れてしまうため、床の色や壁紙に合わせた色を選択するのがおすすめです。
選び方 | 特徴 |
---|---|
床の色に合わせる | 床が広く感じ、部屋を広く見せられます。 |
壁の色に合わせる | シンプルですっきりした印象になります。 |
巾木の色をアクセントとして使う | 壁と床の区分けをはっきりさせることで、お部屋全体が引き締まって見えます。 |



わが家の場合は、白い木製の巾木(3㎝)を採用しました。
壁紙は一般的に白い壁紙を使用する面積が多くなるので、白く小さな巾木は部屋の雰囲気によくなじむのでおすすめです。部屋の雰囲気に合わせたカラーやサイズを選ぶようにしましょう。
耐久性の高い壁紙にすればよかった


綺麗な壁紙も一部が汚れたり、破れたりしていると、とたんに不衛生な印象になってしまうため、壁紙選びは見た目だけでなく耐久性に関しても考慮することが重要です。
特に子どもやペットのいる家庭では、壁紙が傷みやすい傾向があるので、注意が必要です。
対策方法:サンゲツのスーパー耐久性壁紙がおすすめ
耐久性を重視して壁紙を選ぶなら、耐久性の高さに特化したサンゲツの「スーパー耐久性壁紙」がおすすめです



わが家の壁紙はメインの壁紙として、サンゲツのスーパー耐久性壁紙を使用しました。
わが家には3人の子どもがいて、おもちゃを壁にぶつけたり、壁にぶつかったりすることは日常茶飯事です。
しかし、新築建築から3年経過した今でも壁紙が剥がれたり、汚れが染み込むことなく、綺麗な状態をキープすることができています。


新築の内壁材選びでは、見た目だけでなく、耐久性にも十分な注意が必要です。適切な素材を選ぶことで、長期的な住み心地を向上させ、無駄なメンテナンスの手間やコストを抑えることができます。
スーパー耐久性壁紙については別記事で詳しく紹介しています↓↓
新築建築時の壁紙などに関する失敗や後悔については別記事にて詳しく紹介しています↓↓
まとめ:みんなの後悔を活かして、理想的なマイホームを手に入れよう


本記事では家づくりでよくある「リビングに関する後悔や失敗」について、詳しく解説いたしました。
リビングは家族で過ごす時間が長い分、家づくりにおいて後悔や失敗のないようにしたい間取りのひとつです。
家づくりで後悔したくないなら、既に新築を建てた人の後悔ポイントを自分の家づくりに活かすのがおすすめです。
「みんなの後悔」を家づくりに活かして、理想の家づくりに役立ててみてください。
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