- 注文住宅の間取りを自作したい
- 間取りを自作する意味はないって聞いたけれど、本当?
- 家づくりで後悔したくない
家づくりのメインであり、理想的な家にしたいなら最も時間をかかて取り組むべき「間取り作成」
「間取りはすべて自分で決めて、理想的な家にしたい」という強い希望をもつ方は多いのではないでしょうか。
家づくりの最重要ポイントを人に任して、後悔したくないですよね。
この記事では、実際に自作の間取りで新築を建てた経験から、間取りを自作するメリット・デメリットについて紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
① ②間取りを具体的に考えることができる ③優先順位について考えることができる ④希望が伝わりやすい 間取りに関する知識が身につく ⑤打ち合わせ回数を短縮できる | ① ②変更になることが多い ③間取りの修正に抵抗を感じる 時間と労力が必要 |
間取りを自作するメリット
メリット①間取りに関する知識が身につく
間取りを自作しようとすると、情報収集が必須です。
情報収集していく中で、間取りに関する知識を身につけていくことができます。
間取りに関する知識とは?
- 方角と間取りの関係性
- 生活動線や家事動線
- 各間取りに必要な広さなど
情報収集の方法としてネットでの検索がメインとなる方が多くなると思いますが、家づくりは他の人の失敗を参考にするのが大満足な家を手に入れる一番の近道です。
「~後悔」「~失敗」で検索して、参考にするのがオススメです。
建築士は家づくりのプロなので、当然様々な知識や情報を持っています。
ですが、初めて会った人の生活スタイルを完全に理解することは、ほぼ不可能です。
メリット②間取りを具体的に考えることができる
間取りを自作することで、理想とする間取りはどのような間取りなのか、具体的に考えることができます。
例えば
- 玄関の広さは何畳必要か
- リビングは何畳必要か
- 収納スペースの量は足りているか
- 畳スペースは必要か
- 階段下スペースをどう活用するか
仮に自作の間取りなしで打ち合わせに臨む場合、間取りについて具体的に考えられていない状況で話を進めなければなりません。
建築士(プロ)の意見に流されてしまい自分達の理想というより、建築士の考える理想に近い形になってしまいます。
メリット③優先順位について考えることができる
間取りを自作することで、自分達にとって何が優先すべき内容なのか考えることができます。
「間取り」といっても、必須なものだけではありません。
例えば
- ウォークスルークローゼット
- 2階の洗面台やトイレ
- リビング階段
間取りについて具体的に考えられていないと、打ち合わせ時にあれこれ要望を詰め込みがちです。
しかし、土地の広さや予算などの問題により、全てを採用することは現実的には難しいです。
わが家では「低予算」「家事楽」「長くキレイに住むことができる」という点を優先しました。
メリット④希望が伝わりやすい
具体的な間取りがあることで、建築士との打ち合わせの際に、希望が伝わりやすくなります。
間取り作成の流れ
駐車場は何台分必要か
子ども部屋は何部屋必要かなど
聞き取りの内容を元に間取り案を作成
修正内容が無いか確認
※ステップ3以降は間取り案の修正と修正内容の確認を重ねていく流れとなります。
メリット⑤打ち合わせ回数を短縮できる
間取りを自作しておくことで、建築士との間取り決めに関する打ち合わせをスムーズにできるので、打ち合わせ回数の短縮に役立ちます。
注文住宅を新築する際の一般的な打ち合わせ回数は、10~25回程度です。
最も多く打ち合わせを行うタイミングは着工前で、多い人の場合は、この段階で10回以上の打ち合わせをすることもあります。
多くの打ち合わせを行うことは、スケジュール調整が大変ですが、体力も使います。
こだわりの強いわが家ですが、自作の間取り図があったので、4回の打ち合わせで最終版の図面作成に至りました。
間取りを自作するデメリット
デメリット①時間と労力が必要
間取りをつくるには確認が必要な項目が多数あります。
例えば
- 土地の広さや形状と方角
- 建ぺい率・容積率
- 土地周囲の環境
- 各間取りの配置や広さの
- 間取り間の動線など
建築士でも大変なこの作業を素人が行おうとすると、当然時間と労力が必要となります。
私たちはエクセルで23パターンの間取りをつくって、最終的な間取りを決めました。
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デメリット②変更になることが多い
時間と労力をかけて作った自作の間取り図ですが、構造上の問題や土地の条件によって、変更になることが多いです。
例えば
- 土地の建ぺい率と容積率の制限によって、理想的な広さが確保できなかった
- 接している道路の幅員が4m以下だったため、道から控えたところにしか家が建てられなかった
- 耐震性の問題で広いリビングの中央に柱が必要になった
わが家の場合、前面の道路幅員が4m以下だったため、制限がかかって、変更になりました。
デメリット③間取りの修正に抵抗を感じる
建築士から修正を提案された際に、抵抗を感じてしまうことも。
一生懸命考えた間取だから、直したくない気持ちが強くなってしまいます。
実際に住んでみると、建築士からの提案の方が良い可能性もありますが、時間と労力をかけた間取りですので、抵抗を感じてしまうのも無理ありません。
まとめ:間取りの自作は大変だけど、家づくりで後悔しないためにはオススメ
「間取り作成」は家づくりのメインであり、後悔のない家にしたいなら全力で取り組むべきです。
わが家の場合、間取りを自作していなかったら、後悔だらけの家になっていたと思います。
「家づくりにこだわりたい」「家づくりで後悔したくない」そのように思っている方はメリットとデメリットを把握した上で、間取りを自作することがとてもオススメです。
将来子どもが大きくなったときに、自慢することもできますよ。
失敗や成功も含めて、こだわりのつまった家は家族の一員です。
是非間取りの自作に挑戦してみてください。
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