- 勝手口って必要なの?
- 勝手口をつけるなら、どこにつけたら良いの?
- 脱衣所に勝手口をつけるメリット・デメリットが知りたい
昔は当たり前のように、台所の近くにあった勝手口。
今ではライフスタイルに合わせて、様々な場所に設置するようになりました。
この記事では、つくって満足度の高くなる勝手口と後悔につながるような勝手口ついて、紹介します。
勝手口を最適な場所に設置することで、家事動線が短くなり、日々の生活がとても楽になります。
後悔しやすい勝手口のパターンを事前に知っておき、ぜひ満足度の高い勝手口を手に入れてください。
この記事で分ること
【結論】第2玄関として、利用する勝手口は満足度が高い
第2玄関として利用できる勝手口は使用頻度が高くなり、満足度の高い勝手口となります。
普段使う玄関以外の出入口で、主に家族だけが利用する出入口のことです。
例えば、勝手口を駐車場に近い場所につくることによって、楽に荷物を搬入・搬出することができるようになります。
また、洗濯物を外に干す家庭では脱衣所や洗濯物干し場の近くにつくることによって、洗濯が楽になります。
勝手口をつける場合は、第2玄関として使用できるように使用目的を考えておくことが重要です。
後悔する勝手口のパターン3選
以下のような勝手口は、後悔につながる可能性がとても高いので注意が必要です。
後悔パターン①なんとなくキッチンにつけた勝手口
勝手口の後悔として、最もよくあるのはこのパターンです。
勝手口の語源
昔、女性が自由に(勝手に)使えるのは台所ぐらいしかなかったので、台所への出入口を勝手口と呼ぶようになったそうです。※諸説あります。
時代は大きく変わり、キッチンに勝手口という考え方は当たり前ではなくなっています。
なんとなく、キッチンには勝手口が必要だろうという考え方では後悔に繋がりますので、何のために勝手口をつけるのか目的を再度確認しておきましょう。
後悔パターン②ゴミ出しのためにつけた勝手口
ゴミを捨てるためだけにつける勝手口は、結果的にあまり使われない勝手口になってしまう可能性が高いです。
そのようなことにならないために、以下の点をチェックしましょう。
- 外に置く予定のゴミ箱の位置は決まっているか。
(理由)ゴミ箱の位置を決めていないと、外にゴミ箱を置けるかどうか分からない。
- ゴミ箱は臭いが出ても大丈夫な場所か。
(理由①)玄関の近くにゴミ箱があると、ニオイが気になる。
(理由②)夏の生ごみは外に置いておくと、かなり臭い。
- 雨の日でも外のゴミ箱に捨てられるようになっているか。
(理由)雨に濡れてしまうような場所だと、使わなくなる可能性が高くなる。
- 猫やカラスなどの対策が可能か。
(理由)きちんと対策をしていないとゴミを散らかされる可能性がある。
実際に住んでみるとゴミを室外に出す頻度は意外に少ないことに気づきます。
ゴミ出しのためだけにつける勝手口は使用頻度が少なくなる可能性が高いため、必要性を再確認してみましょう。
後悔パターン③洗濯物を干すためにキッチン横につけた勝手口
キッチン横につける勝手口は洗濯物を干す作業には利用しなくなる可能性が高いので、注意が必要です。
その理由
南側は年間を通して日が長く当たるので、洗濯物干しスペースは南側が多くなる。
→多くの間取りでは採光のため、リビングの南側に大きなガラスの引き戸を計画する。
→結果、洗濯物を干す際には、その引き戸から出入りするようになるから。
わが家の場合も当初は写真左の位置に勝手口を計画していましたが、使用目的を考えてキッチン横の勝手口を取りやめました。
写真の位置に勝手口をつけていたら、確実に後悔していたと思います。
家事動線をしっかりと確認し、無駄な勝手口にならないように注意しましょう。
脱衣所に勝手口をつけるメリット
わが家の場合は、脱衣所に勝手口をつくりました。
その理由
- 玄関よりも駐車場に近い
- 玄関よりも実家の玄関に近い
- 玄関よりもゴミステーションに近い
このような理由から、第2玄関として使用できるように、脱衣所に勝手口を設置しました。
脱衣所に勝手口をつけるメリットは、以下の2つです。
メリット①玄関や廊下に汚れを持ち込まないで済む
脱衣所に勝手口があると外から直接、脱衣所に入ることができます。
例えば
- 子どもが泥だらけで帰ってきたときに、玄関や廊下を汚さずに済む
- 雨でびしょびしょでも、玄関や廊下を濡らさずに済む
玄関や廊下を汚さずに済むので、掃除の手間が少なくて済みます。
メリット②洗濯物を干すのが楽
多くの間取りでは、脱衣所に洗濯機を配置します。
なので、脱衣所に勝手口があるとすぐに洗濯物を干しに出られて、家事動線が短くて済みます。
洗濯物を干すスペースが勝手口付近にあると、さらに家事の負担を軽減できますね。
脱衣所に勝手口をつけるデメリット
脱衣所に勝手口を付けるデメリットは以下の3つです。
デメリット①脱衣所内が寒くなる
脱衣所に勝手口があると、室外の気温の影響を受けやすくなってしまい、冬に脱衣所内が寒くなります。
入浴時や朝の身支度の際に寒い脱衣所はつらいですよね。
わが家では、脱衣所に暖房器具を置いて、冬場は脱衣所を温めています。
設置する暖房器具が事前に決まっていたので、ニッチ(建物の一部をくぼませた場所)をつくってもらい、そこに設置しました。
新築で使いたい家電は設計段階で、購入しておくのがオススメです。
デメリット②脱衣所を使用中は開けづらい
脱衣所にある勝手口は誰かが脱衣所を使用している時に開けづらいです。
夜間だと電気が付いているかどうかで、使用中かどうか判断できるのですが、日中だと使用中かどうか分かりづらくなります。
今後、子どもが大きくなったのことを考えると、少し心配です。
プライバシーの問題に関しては、扉の開く向きである程度、対策が可能です。
わが家の勝手口は道路側に対して、扉を開く向きで設置しました。
このように、見られたくない方向に扉を開くように設置したり、のれんをつけることで、室内側を見えづらくすることが可能です。
デメリット③土間をつくると脱衣所内が狭くなる
勝手口をつくる場合、室内側に土間があることで、靴やスリッパが雨で濡れたりしないので、とても便利です。
わが家の場合は横60㎝×縦45㎝の土間をつくりました。
大人のスリッパ2組と子どものスリッパが置けるぐらいで最低限の広さにしました。
脱衣所は少し狭くなってしまいましたが、土間はつくって大満足しています。
脱衣所に勝手口はあり?なし?【回答】あり
1年以上住んでみた感想としては、脱衣所に勝手口をつけるのはありです。
1番のデメリットは冬に寒いという点ですが、暖房器具の設置により、かなり軽減できています。
この場所に勝手口があるメリットとデメリットを比較すると、メリットの方が大きいです。
脱衣所の近くに駐車場や洗濯物干しスペースなどがあって、脱衣所に勝手口をつけるかどうか悩んでいる方はぜひ、採用を検討してみてください。
まとめ:勝手口をつけるなら第2玄関として使用できる場所につけると◎
勝手口は不要だったなどの口コミもネット上にありますが、適切な場所につけられた勝手口は使用頻度も高く、つけて後悔するようなことはありません。
第2玄関として利用できる勝手口は本当に満足度が高いので、ぜひ採用を検討してみてください。
勝手口で後悔しないためには
このような勝手口になっていないか、チェックしてみてくださいね。
新築の脱衣所で後悔したくない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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